TablePro 0.82:UUID のテスト行を作り、保存前に SQL を確認する
新しい UUID 操作で少量のテスト行を準備。主キーと外部キー、読み込み済みの行とテーブル全体、保留中の編集と保存済みの変更を区別します。

開発用の行を複製するとき、見落としやすいのが識別子です。主キーはそのままコピーできず、外部キーも参照先のない適当な値には変えられません。TablePro 0.82.0 の新しい UUID 操作は、目で確認できる少量の編集に向いています。プロジェクトの fixture スクリプト全体を置き換えるものではありません。[1]
本稿は 2026-10-19 に確認した公式資料に基づきます。アプリのインストールや実機テストは行っていません。同日、公式の安定版 0.82.0 が公開されましたが、確認時の OpenNavo と Homebrew は 0.81.0 表示でした。以下の新機能は公式 0.82.0 のリリースノートが基準です。カタログ掲載だけで利用可能と判断せず、インストール後のバージョンを確認してください。[1][2]
作り直せる開発用データベースから始める
必要なのは、再構築できる開発用データベース、対応する UUID 列を持つテーブル、その DB に限定したアカウントです。目標は、異なる識別子と正しい業務フィールドを持つ数行のデータ、および保存前に確認済みの SQL。本番環境から始めず、以下を実施済みのテスト記録とも解釈しないでください。
- TablePro のアプリページから公式サイトへ進み、Mac 用ビルドとバージョンを確認します。接続名、DB、テーブルも確認。最初は Read-Only で閲覧し、編集が必要になったら Alert またはより厳しい Safe Mode を選びます。Alert は書き込みを確認し、Safe Mode は Touch ID またはパスワードの承認を加えます。初期設定は Silent なので、最初の書き込みでも必ず確認されるとは限りません。[3]
- サイドバーからテーブルを開き、複製するサンプルを絞ります。主キー、外部キー、サーバー生成列を先に特定。Duplicate Row は通常の identity 列を DEFAULT に戻します。サーバー側の既定値がない UUID 主キーには、0.82 が新しい UUID を生成します。Add Row と Paste もこのケースに対応します。[1][4]
- ほかの適切な識別子列は少数のセルを選び、Set Value の Generate UUID または Generate UUIDv7 を使います。前者は v4、後者は生成時刻順の値を作り、セルごとに別の値になります。uuid/uniqueidentifier 列と、UUID 表示形式のテキスト・バイナリ列が対象。外部キー列と Cassandra timeuuid 列には両操作がありません。参照関係を壊さないでください。[4]
- 名前や状態などの業務フィールドを確認し、Preview SQL(Cmd+Shift+P)を開きます。変更は現在のタブに保留され、Enter でセル編集を終えても DB には書き込まれません。INSERT/UPDATE の対象、条件、想定行数を確認し、誤りは保存前に取り消します。[4]
- 確認後に Cmd+S で保存し、対象のテスト行を再度取得してキーと行数を確認します。トランザクション対応エンジンでは失敗時に保存全体がロールバックされます。非対応では失敗前の文が残る場合があります。確認ダイアログはバックアップでも業務上の正しさの証明でもありません。[4]

公式 README の UI 例に対応する OpenNavo の既存アセットです。グリッド編集は説明できますが、UUID 生成器、保存成功、特定のアプリ版の証拠にはなりません。色だけでエラーの種類も判断できません。
間違えやすい二つの範囲
Fill Column が変更するのは読み込み済みの行であり、テーブル全体を自動巡回するわけではありません。主キー列とサーバー管理列には表示されません。セル選択か列操作かを決める前に、読み込み範囲を確認してください。[4]
JOIN、CTE、UNION を含む結果はグリッドで直接編集できません。元のテーブルを開きます。単一テーブルのクエリにも条件があり、主キーの省略や別名への変更は保存を妨げます。編集ボタンが使えることと、安全に元の表へ戻せることは同じではありません。[4]
スクリプトや別のクライアントとの使い分け
CI で毎回同じ規則のデータを再構築するなら、バージョン管理した SQL や fixture スクリプトのほうがレビューと再実行をしやすいでしょう。これは本稿の選定上の提案であり、TablePro にスクリプト機能がないという意味ではありません。人の判断が必要な数行には GUI が適します。UUID 生成が省くのは識別子の手入力であり、データ設計ではありません。
TablePlus 利用者は、行内編集だけを理由に移行する必要はありません。同製品も inline edit、code review、safe mode を公式に案内しています。今回 TablePro を検討する理由は新しい UUID 操作、オープンソースのライセンス、無料の基本エディターです。速度優位や SQL 確認機能の独占性は主張しません。[5]
向いている人と向かない使い方
開発用サンプルや少量の表データを直し、SQL を確認する Mac 開発者向けです。複雑な外部キー構造へ乱数を埋める、手作業を再現可能なチーム用 seed データとみなす、本番書き込みの安全性をクライアント任せにする用途には向きません。AI と MCP は前提ではなく、UUID のために外部モデルへデータを送る必要もありません。
対応環境、料金、復旧の限界
Mac 版は macOS 13 以降、Apple シリコンと Intel に対応。基本の SQL エディター、グリッド、Safe Mode は試用期限なしで無料、ソースは AGPLv3 です。Compare & Sync、Data Rewind、Mac の iCloud Sync などは有料プランです。オープンソースでも全機能が無料とは限りません。[2][3][6]
保存すると現在の取り消し履歴は消えます。有料の Data Rewind もバックアップではありません。トリガー、カスケード、アプリ外の変更は戻せず、主キーがない場合などにも制限があります。再構築可能なサンプルやバックアップを先に用意してください。[3][4]
資料とダウンロード
確認日:2026-10-19。OpenNavo の TablePro 情報を読んでから、公式サイトでダウンロードし、必要な機能を含む版を確認してください。実機レビューではなく、所要時間や安定性も保証しません。
[1] 公式 0.82.0 リリース。 [2] 該当タグの README。 [3] データ編集と Safe Mode。 [4] Change Tracking:編集、確認、保存、復旧。 [5] TablePlus 公式機能。 [6] TablePro の料金とライセンス。